この投稿を書いているのは10月16日の公演が終了して、家に着いた日付が変わった2019年10月17日。1日で書き上げるのは困難だから、つらつらと思い出したら書き足している。
終演から約6時間。
俺の頭はポンコツだなぁ。
あの目の前で起こっていた
光と、技術と、音と、
Perfumeの3人という人間が繰り出す
今までに見たことのない程の最高なショーの中身を少しずつ思い出せなくなっている。
ただ、自分が感じた事は今しか吐き出せない。
覚えている限りを精一杯書き記していきたいと思います。
開演前から振り返る。
原宿駅を下り、
代々木公園を横目に渋谷公会堂へ向かう。
ワクワクが止まらない。
しかし興奮が抑えられない訳でもなかった。
曇天の秋空の下に妙に冷静な自分がいた。
それは何度も来たことある場所だからだろうか?
いや、それは違うはずだ。
きっと今までに経験したことない世界に飛び込む不安や、体験したことないReframeというショー、こけら落としという貴重な節目を体感するのにドキドキが勝っていたのかもしれない。
そして、初日公演が無事に成功してほしい。
もしうまくいかなくても事故さえなければそれで良い。そんなことすら考えていた。
いざ渋谷公会堂へ。
今まで何度も来た渋谷公会堂。
今日はたくさんの人でいっぱいだった。
今まで開いていなかったドアも開いていた。
たくさんの人がグッズに並んでいた。
当たり前の事かもしれない。
でもそれが何だか嬉しくもなり、
不思議な感覚になった。
「本当に今日こけら落としやるんだ。」
不思議な気持ちだった。
気持ちがまだ追いついて来てなかった。
いつもみたいに入り口でワイワイして帰って終わりなのかと思ったのに。
今日はここでPerfumeがReframeの公演をやってくれるんだって。
嬉しいね。
嬉しいよ、本当に。
この日のチケットが手に入って、
この日に休みが取れて。本当にありがとう。
もう既にここで心がいっぱいになる。
さて、渋谷公会堂に足を踏み入れる。
自分の心の中で1つのこけらが落ちた。
このドアの向こうに入れた…。
新築の匂いが広がってやがる…!高まるぅ!
そんな事を心の中で叫んでみたよ。
入口入って正面には会議用の長机を4つから5つ分程つなげた物販のコーナーが待ち構える。
おつかいの品と自分のTシャツと、ステッカーを入手という任務を遂行する為にP CubedのDISC1が流れるグッズ売り場の列へ並ぶ。"Challenger"が流れていた。
もう既に心がいっぱいなところに、追い討ちをかけるように、歌詞とメロディーがこの日を待ち望んでいた俺の心を満たす。
消費税が10%になってから初めてのTシャツ。
相変わらず3000円なのね。だからその分は背中のプリントは無しなのかな…
そんなことは気にしないフリ男の子。
グッズの売り切れもなく、列も待たず快適に購入完了。
CEリュックに、ブツを丁寧に丁寧に詰め込む。
1人で会場の前をうろつくと顔なじみのいつものフォロワーさんに遭遇。
挨拶もそぞろに、自分の朝昼兼用ご飯を買いにファミマに行った。でも、緊張して食欲はなかった。でも食べなきゃって義務感が優って、いつものお昼休みの癖でおにぎりを二個買った。海苔を包まなくてもいいやつを2つ。それと、なんか分かんないけどレジの横の焼き鳥が妙に魅力的に見えて、ぼんじりを一串だけ買った。温めますかって言われたけど、断った。理由はきっとこの場所から1秒でも早く離れて、渋谷公会堂にたどり着きたかったんだと思う。
コンビニを出ておにぎりを食べた。
一口食べると美味しくて食欲が出てきた。
きっと俺の頭はそれくらいのレベルだ。何が緊張だ。海苔を包まなくていいおにぎりを買ったのが功を奏して、渋谷公会堂の前に着くまでの200m程で食べ終えた。でも、ぼんじりが残っていた。
仕方ないからフォロワーさん達と合流してお話ししながら公会堂の前で食べた。冷たいはずのぼんじりもなぜか美味しかった!
次の任務は"Pose analysis"に参加することだった。Pose analysisを簡単に説明すると…
『20秒間ダンスでもなんでも動きをモーションカメラの前でやって、ライゾマさん達がすごい技術を使って、演出の一部に参加させてくれるっていうコーナー』でした!
羞恥プレイもいいところ。列に並ぶ人たちが未知の体験を前にして、先駆者の動きを見逃すまいと見つめるのだ。
しかし…
自分が演出の一部になれるんだってよ!?
そんなチャンスあるぅ!?
自分を自分で鼓舞する。
見た目は冷静を装ったが内心は「ふぁああああーむりぃいいー!おどれないよぼく!恥ずかしい!!!」なんて叫んでた。
"なのに僕らはやめない挑戦者"
フォロワーさん達と二階のブースを目指して並んだ。
(黄色いパーカーの彼が間違えて買ったMサイズのTシャツの行方を追いながら…!)
並んだ時間にして35分とかだったかなぁ。
新築の匂いに包まれた階段の踊り場は緊張感に包まれていた。
上から降りてくる人たちの苦虫を噛み潰したような顔や「あれはやべぇ…」なんてことを言いながら降りてくるものだから、待ち受けるこちらとしては、この人達が何か処刑でもされてきたのではないかとヒヤヒヤしながら自分たちの番を待ち受けていた。
そんなこんなで!自分たちの番。
モニターには【VOICE】を踊る棒人形がいて、それを踏まえて踊るもよし、フリーな動きをするもよし。
何をするか考えて考えて。
行き着いた答えは。
The best thingの✊🏻✌🏻✋🏻✌🏻✌🏻✌🏻✌🏻✌🏻の
振り付けを本気でやること。
20秒間やり続けました…!
まぁ…恥ずかしいこと…
でも、これが演出に使われるなら…!
その想いでしっかり最後まで動き切りました。
さて…そのフリはどのように演出に組み込まれていたのでしょうか…
ここまでで前編としましょう。
後編!
ついに、こけらを落とす時が!
もしよかったら読んで下さいっ!